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子どもの便秘をゲーム感覚で楽しく解消!新提案「うんちライセンスハンドブック」ができました

[2026.06.30]

毎日のお子さんの排便で、こんなことでお困りではありませんか。トイレに誘っても嫌がって逃げてしまったり、いざ出そうになるとお腹を抱えて不自然に我慢してしまったり。便秘がつらそうな我が子を見るのは、親御さんにとっても本当に胸が痛むものです。何とかしてあげたいと焦って声を掛けるほど、子どもはますますプレッシャーを感じて頑なになってしまう。そんな悪循環に悩むご家庭は、実は決して少なくありません。

なぜ子どもはこれほどまでに、うんちを我慢してしまうのでしょうか。

そこには心と体の両面が複雑に絡み合う、特有のメカニズムがあります。最初は食生活や水分不足など、ちょっとしたきっかけで便が硬くなります。その硬い便を出すときに強い痛みや不快感を経験すると、子どもの心にはうんちは痛くて怖いものというネガティブな記憶が焼き付いてしまいます。すると、次に便意を感じたとき、その痛みを避けようとして反射的に我慢するようになります。我慢された便は腸の中でさらに水分を吸い取られてカチカチになり、次の排便をより困難にします。このらせん状の悪循環を断ち切るためには、医療の力で便を柔らかくするアプローチと、排便は気持ちいいという安心感を育てるアプローチの双方が不可欠なのです。

心理学的な手法である認知行動療法を取り入れた新しい治療アプローチうんちライセンスプログラム

実は、子どもの便秘治療において意外と見落とされがちなのが、この心へのアプローチです。医療機関で適切な便秘薬を処方されても、飲むのを嫌がったり、トイレに座ること自体に恐怖を抱いていたりしては、根本的な解決には至りません。そこで当院では、心理学的な手法である認知行動療法を取り入れた新しい治療アプローチうんちライセンスプログラムを導入しました。これは、お薬をお腹のお助けマン体の応援団と呼び、まずは1分間トイレに座る、お腹の違和感を伝えるといった極めて小さなステップをゲーム感覚でクリアしていく仕組みです。7級からスタートして最高峰の1級であるうんち名人を目指す過程で、子どもたちは小さな成功体験を積み重ね、自ら進んで排便に取り組む自信を育んでいきます。

ご家庭で今日からすぐに実践できる具体的な進め方

このたび、ご家庭で今日からすぐに実践できる具体的な進め方や、親御さんの温かい声掛けのコツを分かりやすくまとめたうんちライセンスハンドブックおよび付録のパパ・ママ声掛けハンドブックを作成いたしました。もし、お子さんが1週間に3回未満しか排便がなかったり、排便のたびに痛がって泣いてしまったりする状況であれば、それは医療機関を受診する大切な目安です。子どもの便秘は決して珍しいことではなく、親御さんの育て方のせいでもありません。ぜひ当院の新しいハンドブックをご活用いただき、私たちと一緒に、お子さんが毎日を健やかに笑顔で過ごせるうんち名人への道を二人三脚で歩んでいきましょう。

Q&Aセクション

Q 便秘薬を長期間飲み続けると、癖になって自力で出せなくなりませんか? A 子どもの便秘治療で使われるお薬は、主に便に水分を含ませて柔らかくするタイプのものであり、依存性や習慣性はありません。むしろ、お薬というお助けマンの力を借りて痛みのない快適な排便を経験させ、うんちは怖くない、スッキリして気持ちいいという感覚を脳と体に覚えさせることが、将来的なお薬卒業への確実な近道となります。医師の指導のもとで適切に継続することが大切です。
Q トイレに誘っても頑なに拒否して便座に座ってくれません。どう対応すべきでしょうか? A まずはうんちを出すことを目標にするのをやめてみましょう。1日1回、ほんの1分間でもトイレの便座に座れたらそれだけで大成功です。座れたね、すごい!7級クリアに一歩近づいたよ!と、結果ではなく行動そのものを具体的に褒めてあげてください。スモールステップを意識し、トイレを安心できる場所に変えていくことが第一歩となります。
Q プログラムの途中で、排便に失敗したり出なかったりした時はどう声をかければよいですか? なぜできないの?と問い詰めたり責めたりするのは、子どもにプレッシャーを与えてしまい逆効果になります。出なくても大丈夫だよ。トイレに行ってチャレンジできたのがとってもかっこよかったよ。また明日、応援団と一緒に頑張ろうねと、挑戦した努力を優しく認めてあげてください。親御さんの包容力こそが最大のサポートです。

鑑別診断セクション

巨大結腸症(ヒルシュスプルング病など) 生まれつき腸の動く神経が欠損している先天性の疾患です。一般的な生活習慣や心理的要因による便秘とは異なり、生後まもない時期から頑固な便秘や激しい腹部膨満が見られるのが特徴です。薬物療法や行動療法に全く反応しない場合は、この病気を疑い専門的な精密検査を行う必要があります。
肛門裂傷(切れ痔) 硬くなった便を無理に出そうとするときに、肛門の皮膚が裂けてしまう状態です。便秘の結果として起こるものですが、排便時に鋭い痛みを伴うため、子どもが恐怖心からさらに便を我慢するという悪循環の引き金になります。便の表面に鮮血が付着することで気づかれやすく、早期の消炎ケアが必要です。
心因性頻尿・過活動膀胱 慢性的な便秘によって直腸に大量の便が溜まると、すぐ前方にある膀胱を物理的に圧迫します。その結果、尿が十分に溜まっていない状態でも激しい尿意を感じ、何度もトイレに行きたくなる頻尿症状を引き起こすことがあります。一見、泌尿器のトラブルに見えますが、根本原因は便秘にある代表例です。

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