こどもの予防接種
1.☺️当院でワクチン接種をご検討の方へ
当院の予防接種は完全予約制となっております。これは、一般診療と時間帯を分けることで、お子様が風邪やその他の感染症に曝されるリスクを最小限に抑えるための配慮です。
ご予約の前に、自治体から配布されている「予防接種のご案内」も必ずご一読ください。
⚠️千代田区外在住の方は必ずお電話にてお問い合わせください。
スケジュールのたてかたはワクチン.netの「マイスケジュールをつくろう」が便利です。
また、当院の解説ページも参考にしてください。
当院の取り扱いワクチン
自費で接種する場合の価格(税込)も併記しております。
🔺:納入状況が不安定なためWeb予約を停止しております。公式LINEまたはお電話にてお問い合わせください。
★:取り寄せワクチンのためキャンセル不可です。Web予約ができないため公式LINEまたはお電話にてお問い合わせください。
| ワクチン名 |
自費接種の税込価格 |
| インフルエンザ | 2025年度実績 ¥3,000 |
| フルミスト (経鼻弱毒生インフルエンザ) |
2025年度実績 ¥8,500 |
| B型肝炎 | ¥6,600 |
| ロタウイルス『ロタテック』(5価) | ¥9,900 |
| ★ロタウイルス『ロタリックス』(1価) | ¥16,500 |
| 肺炎球菌『プレベナー20』 | ¥15,400 |
| 🔺麻しん風しん混合(MR) | ¥9,900 |
| ★風しん 単体 | ¥6,600 |
| 🔺おたふくかぜ(ムンプス) | ¥6,600 |
| みずぼうそう(水痘) | ¥6,600 |
| BCG | ¥8,800 |
| 日本脳炎『ジェービック』 | ¥6,600 |
| ポリオ『イモバックスポリオ』 | ¥12,100 |
| ★狂犬病『ラビピュール』 | ¥19,800 |
| ★腸チフス『タイフィムブイアイ』 | ¥15,400 |
| ★髄膜炎『メンクアッドフィ』 | ¥22,000 |
| ★A型肝炎 | ¥22,000 |
| ★破傷風トキソイド | ¥3,300 |
| 🔺2種混合DT『DTビック』 ジフテリア・破傷風 |
¥6,600 |
| 🔺3種混合(DPT)『トリビック』 ジフテリア・百日咳・破傷風 |
¥9,900 |
| 5種混合 ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ |
お問い合わせください |
| 子宮頸がん『シルガード9』(9価) | ¥33,000 |
| ★子宮頸がん『ガーダシル』(4価) | ¥17,600 |
| 帯状疱疹『シングリックス』 | ¥22,000 |
| ★RSウイルス『アブリスボ』※妊婦向け | ¥35,200 |
| ★RSウイルス『シナジス』※乳児向け 正確にはワクチンではありませんが便宜上こちらに記載しています |
お問い合わせください |
| ★RSウイルス『ベイフォータス』※乳児向け | ¥600,000〜 体重により変動 |
※4種混合ワクチンは製造終了となりました。自治体にお問い合わせいただき、5種混合ワクチンの予診票をお取り寄せください。
📃予防接種にお持ちいただくもの
2.⚠️ワクチン接種前の注意
ワクチンは体調の良い時に接種すべきです。でも、ちょっとした咳や鼻水程度で、発熱がなければ医師の判断で多くの場合は接種が可能です。
内服中の薬がワクチンに影響してしまうことも殆どありません。基本的には、薬を使用中でも接種ができます。
予防接種を受けられない、または時期をずらす必要がある場合
まずは、予防接種を受けることが難しい、または時期をずらした方が良い場合についてです。
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熱がある時
体温が37.5℃以上ある場合は、接種を見合わせましょう。体調が回復してから改めて接種を検討します。おたふくかぜや麻疹などの場合は、熱が下がってからも2~4週間ほど様子を見ることもあります。 -
重い病気にかかっている時
風邪のような軽い症状であれば接種できることもありますが、重い病気にかかっている場合は、まずは病気の治療を優先し、回復を待ってから接種しましょう。かかりつけの医療機関に相談してくださいね。 -
以前、予防接種で強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしたことがある時
過去に特定のワクチンで重いアレルギー反応があった場合は、そのワクチンは接種できません。他のワクチンについても、アレルギーの原因となる成分が含まれていないか確認し、医師とよく相談しましょう。 -
妊娠している時、または妊娠の可能性がある時
特に、麻疹や風疹、おたふくかぜなどの生ワクチンは、お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があるため、妊娠中は接種できません。妊娠を希望されている方も、接種後2ヶ月間は避妊が必要です。授乳中の場合は、基本的には問題ありません。 -
ロタウイルスワクチンを接種できない方
重症複合型免疫不全(SCID)や腸重積症(腸の一部が重なる病気)の既往があるお子さんは、ロタウイルスワクチンを接種できません。 -
免疫が全くない方
生まれつき免疫の働きが著しく低下しているお子さんは、生ワクチンを接種できません。
⚠️予防接種に注意が必要な場合
次に、接種に際して注意が必要な場合についてです。
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お母さんが妊娠中や授乳中に生物学的製剤の投与を受けた場合 お母さんがリウマチなどの治療で生物学的製剤を使っていた場合、生まれた赤ちゃんには、お薬の影響が残っている可能性があります。生ワクチンを接種する時期について、医師とよく相談して決めましょう。
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熱性けいれん(熱が出た時に引き起こされるけいれん)の既往がある場合 熱性けいれんの経験があるお子さんでも、予防接種自体は可能です。ただし、接種後に発熱してけいれんが起こる可能性もゼロではありません。初回接種後の観察期間を長めに取るなど、個別に注意が必要です。
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アレルギー体質がある場合 食物アレルギーやアトピー性皮膚炎など、アレルギー体質のお子さんでも、ほとんどのワクチンは接種できます。ただし、卵アレルギーのお子さんの場合、ごく一部のワクチンには卵の成分が含まれていることがあります。アレルギーの程度によって対応が変わりますので、必ず事前に医師に相談してください。
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慢性疾患(長い期間の治療が必要な病気)にかかっている場合 糖尿病やネフローゼ症候群(腎臓の病気)など、慢性的な病気にかかっているお子さんでも、病状が落ち着いていれば接種できることが多いです。ただし、免疫抑制作用のある薬を服用している場合は注意が必要です。
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ガンマグロブリン製剤やステロイド製剤を投与した場合 輸血やガンマグロブリン製剤(免疫を助けるお薬)の投与を受けた場合、一時的にワクチンの効果が弱まることがあります。また、プレドニゾロンなどのステロイドを多く服用している場合も、生ワクチンは接種できません。
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免疫機能が低下している場合 血液の病気や白血病、免疫不全などで免疫機能が低下しているお子さんは、生ワクチンの接種が難しい場合があります。医師と相談し、適切なタイミングで接種しましょう。
3.⚠️ワクチン接種後の注意
接種部位、もむ必要はありません
昔は「ワクチンを打った後はもんだ方が良い」と言われることがありましたが、予防接種の後に接種部位をもむ必要は基本的にありません。
特に生ワクチンの場合は、もむことでかえって炎症が強まったり、ワクチンの効果が落ちてしまったりする可能性もありますので、触れずにそのままにしておきましょう。
接種後30分は安静に、そして普段通りの生活へ
ワクチン接種後は、万が一の副反応に備えて、約30分程度は安静に過ごしていただくことをおすすめしています。この間に異常があった場合はすぐに医療機関に連絡がつくようにしておきましょう。
30分経過して特に異常がなければ、普段通りの生活に戻っていただいて問題ありません。
お風呂に入ったり、お食事をしたりするのも、普段通りで大丈夫です。特に制限はありませんのでご安心ください。
接種後の発熱や腫れについて
予防接種を受けた当日や翌日に、熱が出ることがあります。多くのお子さんに見られる反応で、ほとんどの場合は24時間程度で自然に熱が下がりますので、あまり心配はいりません。
もし、熱があって元気がない、おっぱいを飲まない、食欲がないなど、お子さんの様子がいつもと違う場合は、遠慮なくユアクリニックお茶の水を受診してください。
また、ワクチンを打った場所が赤くなったり、少し腫れたりすることもあります。これもよくある反応です。お子さんが強く痛がっていなければ、心配はいりません。もし、痛みや痒みが気になるようでしたら、濡らしたタオル、冷えピタなどで優しく冷やしてあげると楽になることがあります。
4.❓️ワクチンの副反応
「副反応」と「有害事象」、どう違うの?
「副反応」と「有害事象」、どちらも聞き慣れない言葉かもしれませんね。簡単に言うと、
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副反応: ワクチンを接種したことによって起こる、体の免疫反応に伴う症状のことです。例えば、接種部位が赤くなる、腫れる、少し熱が出るなどがこれにあたります。これらは、ワクチンが病気への抵抗力をつけるために体の中で頑張っている証拠でもあります。
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有害事象: ワクチンを接種した後、たまたま、あるいは原因がはっきりしないけれど体に何か異変が起きた場合を指します。例えば、ワクチン接種後に風邪をひいたり、虫に刺されたりするのも、医学的には「有害事象」として報告されます。
厚生労働省は、ワクチン接種後に起こった体調の変化を広く「有害事象」として報告してもらい、その中から「副反応」を分析して、より安全なワクチン接種を目指しています。
副反応にはどんなものがあるの?
ワクチンの種類によっても異なりますが、一般的な副反応としては、以下のようなものがあります。
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局所的な反応:
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接種部位の赤み、腫れ、痛み
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全身的な反応:
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発熱
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だるさ
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頭痛
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吐き気
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これらは一時的なものがほとんどで、数日でおさまります。
ただし、ごくまれに重い副反応が起こることもあります。例えば、重いアレルギー反応(アナフィラキシー)や、急性脳炎、けいれんなどです。このような重篤な副反応は非常にまれですが、もしお子さんの様子に異変を感じたら、すぐに医療機関に連絡してください。
副反応はどれくらいの割合で起こるの?
副反応の頻度はワクチンの種類によって異なりますが、ほとんどの副反応は軽く、一過性(一時的)なものです。例えば、軽度な発熱や接種部位の腫れなどは、ワクチンによって20〜30%程度のお子さんに見られることがあります。
重い副反応の発生頻度はさらに低く、例えばアナフィラキシーのような重篤なアレルギー反応は、10万人に数人程度とされています。厚生労働省のホームページなどで、詳しい情報が公開されていますので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
予防接種による健康被害があった場合の医療費などの救済制度は?
万が一、予防接種によって健康被害(病気になったり、障害が残ったりすること)が生じた場合、医療費などの給付を受けられる「予防接種健康被害救済制度」があります。これは、定期接種だけでなく、任意接種の場合も対象となることがあります。
この制度は、健康被害とワクチン接種の因果関係が医学的に認められた場合に限らず、救済処置が認められることは多くあります。救済処置とは医療費や医療手当などが支給されるものです。ご心配な場合は、お住まいの自治体にご相談ください。
5.🐤生後2か月を迎えたらワクチンデビューを
赤ちゃんの予防接種、いつから始めるのがベスト?生後2ヶ月が大切な理由
生後2ヶ月頃の赤ちゃんは、周囲の声に反応して笑ったり、日々の成長を感じられる喜びも増えてくる時期ですね。しかし、この生後2ヶ月という時期は、赤ちゃんにとって「予防接種デビュー」という大切な経験を始める時期でもあります。
赤ちゃんは、生まれたばかりの頃はお母さんからもらった「移行抗体」という免疫のおかげで、病気から守られています。でも、この移行抗体は生後5~6ヶ月頃になると徐々に減ってきてしまいます。すると、赤ちゃんは様々な細菌やウイルス感染症にかかりやすくなってしまうのです。
もし感染症にかかってしまうと、赤ちゃんは重症化しやすく、入院が必要になったり、時には命に関わることもあります。このような恐ろしい感染症から大切な赤ちゃんを守るのが「予防接種」の役割です。
生後5~6ヶ月以降の感染症から赤ちゃんを十分に守るためには、生後2ヶ月になったらすぐに予防接種を開始することがとても重要なのです。つまり、生後2ヶ月は、赤ちゃんにとって予防接種を始めるのに最適な時期と言えるでしょう。日本小児科学会も、複数のワクチンの接種を生後2ヶ月から始めることを強く推奨しています。
生後2ヶ月からのワクチンデビュー、いつから準備を始めればいい?
では、実際に生後2ヶ月から予防接種を始めるために、いつ頃から準備を始めれば良いのでしょうか。
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妊娠中からの準備
実は、予防接種の準備は妊娠中から始めることができます。出産予定日の4~7日程度前からは、お母さんも非常に忙しくなりますので、出産までに予防接種に関する情報を十分に集めておくことをおすすめします。妊娠中のうちに、ユアクリニックお茶の水に予防接種の相談に来ていただくのも良いでしょう。 -
出産直後の準備期間
短い入院期間を利用して、退院までの間に予防接種のスケジュールについて情報収集をするのも良いでしょう。お母さんにとっては、お子さんの健やかな成長のために、この時期にしっかりと予防接種の計画を立てておくことが大切です。 -
2週間健診・1ヶ月健診時の準備
赤ちゃんの育児に少し慣れてくる2週間健診や1ヶ月健診の際に、お医者さんに予防接種について相談してみましょう。この時期に具体的なスケジュールを確認し、生後2ヶ月から始まるワクチン以外の予防接種も計画すると良いでしょう。特にロタウイルスワクチンは、生後14週6日までという接種期間の制限があるため、早めの確認が大切です。
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3~4ヶ月健診
生後2ヶ月からワクチン接種を開始したら、2回目、3回目の接種が控えています。この時期の健診の際に、お子さんの接種の進み具合を確認し、今後の接種計画について相談しましょう。 -
6~7ヶ月健診・9-10ヶ月健診
生後6~7ヶ月、9-10ヶ月の健診時も、これまでのワクチン接種状況を確認し、今後のスケジュールを立てていきましょう。特に、B型肝炎ワクチンの3回目の接種や、地域によって推奨されるワクチン(例えばインフルエンザワクチンなど)がある場合は、この時期に接種を始めましょう。
6.📅当院が推奨するワクチンスケジュール
7.🛡️ワクチンで予防可能な病気(VPD)とワクチン
〈監修者情報〉
小児科 杉原 桂 院長
1998年昭和大学卒業。昭和大学病院小児科医局に入局し、首都圏の新生児未熟児科や市民病院にて勤務のほか、離島での小児医療に携わる。多摩地域のクリニックで院長を務めた後、2015年にみずからユアクリニックお茶の水を開設。2018年より医療法人社団縁風会として法人化し、理事長に就任する。2019年には解説したユアクリニック秋葉原で院長を務め、2025年のクリニック移転に伴い、再びユアクリニックお茶の水の院長となる。診断・治療という手段を通じて、目的である患者の幸せに実現することを信念とし、日々実践。大学で教鞭を執り、「聴く力・伝える力」を備えた次世代の育成に尽力している。
医学博士、日本医師会認定 産業医、日本小児科医会認定 子どものこころ相談医、日本小児科学会認定 小児科専門医、
日本小児科学会 所属、日本アレルギー学会 所属、日本医学教育学会 所属
