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我が子の頭、大きすぎ?発育曲線からのSOSサインを見逃さないで!

[2025.03.23]

今日は、赤ちゃんの頭囲の発育について、詳しくお話しますね。

赤ちゃんの頭囲、発育曲線でチェックしましょう

母子健康手帳には、赤ちゃんの成長の目安となる発育曲線が載っています。この発育曲線は、同じ月齢の赤ちゃんの平均的な成長を示したもので、頭囲、身長、体重などが記載されています。

まずは、母子健康手帳の頭囲発育曲線に、出生時からの計測値をプロットしてみてください。

発育曲線の見方

発育曲線には、いくつかの線が引かれています。これは、同じ月齢の赤ちゃんのデータを集めて、小さい方から順に並べた時に、何パーセントの赤ちゃんがその値以下になるかを示したものです。

例えば、50パーセンタイルという線は、同じ月齢の赤ちゃん100人の中で、50番目の大きさ(平均値)であることを意味します。

心配な場合

正常範囲(頭囲発育曲線の97パーセンタイル)を超えている場合や、急速に大きくなって1つのパーセンタイル曲線に沿った発育ではなく、そこから次のパーセンタイル曲線をまたいで正常上限に近づいているような場合は、小児科医にご相談ください。

例えるなら、クラスの平均身長よりもかなり高いお子さんや、急に背が伸びたお子さんがいる場合、一度先生に相談してみるのと同じようなイメージです。

頭囲が大きい原因

赤ちゃんの頭囲が大きい原因は、様々です。

  • 体質: ご両親の頭囲が大きい場合、遺伝的に赤ちゃんも大きくなることがあります。
  • 水頭症(すいとうしょう): 脳脊髄液(のうせきずいえき)という液体が脳内にたまり、頭囲が大きくなる病気です。
  • その他: まれに、脳腫瘍などが原因となることもあります。

大切なこと

発育曲線から外れているからといって、必ずしも病気というわけではありません。しかし、念のため、小児科医に相談して、適切な診断とアドバイスを受けることが大切です。

赤ちゃんの成長は、個人差が大きいものです。心配なことがあれば、一人で悩まずに、専門家を頼ってくださいね。

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