千葉 流山 20代の男性はしかに感染
こんにちは、皆さん。少しずつ暖かくなってきたのにまた土曜日から寒さがぶりかえしましたね。小児科専門医の杉原です。
今日は、ちょっと気になるニュースをお伝えします。千葉県の流山市で、20代の男性が「はしか」という病気にかかってしまったそうです。
はしかってどんな病気?
はしかは、とても感染力が強い病気です。一度かかると、熱が出たり、のどが痛くなったり、体にブツブツ(発疹)が出たりします。
例えるなら、風邪がパワーアップしたような感じかな。でも、風邪よりもっとうつりやすくて、症状もちょっと大変なんです。
今回のケースについて
千葉県によると、この男性は22日から熱やのどの痛みが出て、28日に全身に発疹が出たので病院に行ったら、はしかと診断されたそうです。今は入院して治療を受けていて、良くなってきているとのことなので、少し安心ですね。
千葉県内では、今年に入って3人目のはしかの感染が確認されています。
はしかの感染力
はしかは、本当にうつりやすい病気なんです。例えば、教室に一人インフルエンザの子がいると、周りの子にもうつっちゃうことがありますよね?はしかは、それよりもっともっとうつりやすいんです。
もし症状が出たら
もし、この男性が利用した公共交通機関を同じ時間帯に使っていて、10日前後たってから熱が出たり、体にブツブツが出たりしたら、すぐに病院に行くのではなく、まずはお近くの保健所に電話で相談してください。
これは、病院で他の人にうつしてしまうのを防ぐためです。
最後に
はしかは怖い病気ですが、予防することもできます。ワクチンの接種がとても大切です。まだ接種していない人は、お医者さんに相談してみてくださいね。
何か心配なことがあれば、いつでも小児科で相談してください。