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海外にいくときに必要なワクチン

近年、海外旅行や留学など、お子さんと一緒に海外へ渡航する機会が増えていますね。しかし、海外には日本にはない感染症や、日本よりも流行しやすい感染症がたくさんあります。今日は、海外渡航を計画されている保護者の皆さんに、お子さんを守るための予防接種についてお話ししたいと思います。

なぜ海外渡航時に予防接種が必要なの?

海外渡航時にお子さんの予防接種を考えるのは、大きく二つの理由があります。

  1. 「個人防衛」: 海外には、日本で受けている定期予防接種だけでは防ぎきれない病気が存在します。例えば、渡航先の地域特有の感染症や、日本で流行が収まっている病気が海外ではまだ流行している、といったケースがあります。お子さんがそういった病気にかからないように、事前にワクチンで備えることが大切です。

  2. 「公衆衛生」: 海外で病気にかかって帰国した場合、日本国内でその病気が広まってしまうリスクも考えられます。お子さんだけでなく、周囲の人々を守るためにも、海外渡航前の予防接種は非常に重要な役割を果たします。

海外での医療費は非常に高額になることが多く、言葉の壁や医療制度の違いで適切な医療を受けられない可能性もあります。病気になって楽しい旅行が台無しになったり、命に関わる事態になったりするのを防ぐためにも、予防接種は重要な手段となります。

🐶狂犬病ワクチンについて🦇

狂犬病は、犬だけでなくコウモリやキツネなど、様々な動物から感染する恐ろしい病気です。一度発症するとほぼ100%死亡するという、非常に致死率の高い病気で、日本では現在発生していませんが、世界的にはまだ多くの国で発生しています。

もし、狂犬病の流行地域に渡航される場合、事前にワクチン接種を検討しましょう。狂犬病ワクチンは、動物に噛まれる前に3回接種、あるいは噛まれた後に2回の接種を行うことで発症を予防できます。

🦟黄熱ワクチンについて

黄熱は、アフリカや南米の熱帯地域で蚊が媒介する感染症です。重症化すると命に関わることもあります。黄熱の流行地域へ渡航する場合、黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)の提示が義務付けられている国があります。

黄熱ワクチンは生後9ヶ月以上のお子さんから接種可能で、接種後10日目から有効になります。日本国内では、検疫所など指定された機関でのみ接種できますので、渡航前に必ず確認し、早めに準備しましょう。

🌍️髄膜炎菌感染症とそのワクチンについて

髄膜炎菌感染症は、脳を包む膜(髄膜)や血液に感染し、重篤な後遺症を残したり、命に関わったりする非常に怖い病気です。特にアフリカのサハラ砂漠以南の地域(髄膜炎ベルト)や中南米の一部では大流行が起こっています。

日本では1歳未満の赤ちゃんへの接種は推奨されていませんが、渡航先によっては、1歳以上の小児でも接種が推奨される場合があります。髄膜炎菌ワクチンにはいくつかの種類がありますので、渡渡航先や年齢に合わせて医師と相談し、適切なワクチンを選びましょう。

🍽️A型肝炎とそのワクチンについて

A型肝炎は、汚染された水や食べ物を介して感染する病気です。症状は、発熱、倦怠感、食欲不振、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などですが、子どもの場合は症状が出ないこともあります。

発展途上国など衛生環境が十分に整っていない地域への渡航を予定している場合は、A型肝炎ワクチンの接種を検討しましょう。1歳以上のお子さんから接種が可能で、合計3回の接種が必要です。

 

海外渡航を計画されている方は、早めにユアクリニックお茶の水にご相談ください。渡航先の情報や年齢に合わせて、お子さんに必要な予防接種を一緒に考え、安全で楽しい海外生活をサポートさせていただきます。

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