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赤ちゃんのまるい頭を守るセルフケアのコツ

初めて赤ちゃんの頭をなでたとき、その柔らかさに驚きませんでしたか。まるでお餅のようですよね。でも、その柔らかさゆえに、お父さんやお母さんから「うちの子、頭の形が少し歪んでいる気がするんです」という相談をよく受けます。

実は、赤ちゃんの頭の形を整えるために、高価なヘルメット治療を検討する前に、ご自宅でできるとても大切なことがあります。それが体位変換とタミータイムです。

実際、治療効果が証明されているのは、ヘルメット治療と、この理学療法だけ、なんです。

高価な枕を購入されたり、整体に通われている方もいらっしゃるようですが、数字はウソをつきません。


赤ちゃんの頭は、つきたてのお餅と同じ

赤ちゃんの頭の骨は、生まれてすぐは非常に柔らかく、バラバラの状態です。これは狭い産道を通るため、そして脳が急成長するための工夫なんですね。

例えるなら、まだ形が決まっていないつきたてのお餅のようなものです。ずっと同じ向きで寝かせていると、重力でお餅の形が変わるように、頭の形も平らになってしまいます。

そこで重要になるのが体位変換です。これは難しいことではありません。寝る向きを定期的に変えてあげる、ただそれだけのことです。いつも右を向いているなら、たまには左を。授乳のたびに向きを変えるだけでも、頭にかかる圧力は驚くほど分散されます。

魔法の遊び、タミータイムってなに?

もう一つ、理学療法の世界でとても大切にされているのが、タミータイムです。日本語ではうつぶせ運動と呼びます。

タミーはお腹という意味です。つまり、赤ちゃんが起きている間に、大人の監視のもとでうつぶせの状態にしてあげる遊びのことです。

えっ、首も座っていないのに大丈夫?と思われるかもしれませんね。実は、生後すぐから始めていいんです。最初は1分、2分といった短い時間で構いません。

タミータイムをすることで、赤ちゃんの首や背中の筋肉が鍛えられます。自分の力で頭を上げようとする練習になるので、ずっと枕に頭を預けている時間が減り、結果として頭の歪みを予防できるのです。


なぜ生後3か月までが勝負なのか

私にも子供がいますが、初めての育児のときは、頭の形なんて気にする余裕もありませんでした。

ここ数年新型コロナウイルス感染症のさわぎが一段落して、頭のかたちの相談が増えてきました。これは、と焦って論文や資料を読み漁りました。

そこで分かったのは、赤ちゃんの頭が一番柔らかく、劇的に形が変わるチャンスは生後3か月くらいまでだということです。

この時期に体位変換やタミータイムを習慣にできれば、多くの赤ちゃんはヘルメット治療などの特別な処置を必要とせずに、自然とまるい、きれいな頭の形になっていきます。

もちろん、どうしても向き癖が強かったり、心配なことがあれば、いつでもユアクリニックお茶の水の門を叩いてください。一緒に赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。

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