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風疹

ある日、お子さんの体に赤くて小さなブツブツ、発疹を見つけたら、親御さんはドキッとしますよね。「これ、何かの病気かな?」「うつるのかな?」と不安になるお気持ち、痛いほどよく分かります。

今回は、その発疹の原因の一つ風疹について、正しい知識と、ご家族で特に気を付けてほしいことをお話しします。

風疹とは?

風疹は、風疹ウイルスによって起こる感染症です。

風疹の主な症状

主な症状は、次の3つです。

  1. 赤い小さな発疹
    顔から体、手足へと広がり、まるで小さなさくらんぼのような赤みが全身に出ます。
  2. 熱は出ないことも多いですが、出ても38°Cくらいで、比較的すぐに下がることがほとんどです。
  3. リンパ節の腫れ
    耳の後ろや首のリンパ節がグリグリと腫れることがあります。

風疹の怖いところは、症状がごく軽いか、全く出ない人もいることです。でも、症状が軽くても、他人にウイルスをうつしてしまう力は持っているんです。まるで、「私は大丈夫だよ!」と涼しい顔をしている隠れ鬼みたいですね。

 

風疹の治療について

風疹に特効薬はない

残念ながら、風疹ウイルスを直接やっつける特効薬はありません。

風疹は、ウイルス性の病気だからです。例えるなら、風疹ウイルスは「特定のカギがないと開かないドア」のようなもの。今のところ、その「カギ」が見つかっていない、というイメージです。

でも、心配しないでください!私たちの体には免疫という優秀な自衛隊がいます。風疹にかかったとしても、多くのお子さんは、この自衛隊の活躍で、3日ほどで発疹が消えて自然に治っていきます。

だから、治療の基本は、熱や関節の痛みを和らげる対症療法、つまり「出てきた症状に合わせてサポートする」ことになります。

風疹と診断されたら

家庭で気をつけること

風疹と診断されたら、お家ではどう過ごせばいいでしょうか?

お子さんが元気で、食欲もあるようなら、いつも通りの生活で大丈夫です。ご飯も、お風呂も、普段と同じでOK!

ただし!一番大切なルールは一つだけです。

  • 発疹が完全に消えるまでは、お外に出るのはストップ!

元気があっても、発疹が出ている間は、他の人にウイルスをうつしてしまう可能性があります。学校や幼稚園・保育園は、熱が下がって、発疹が全て消えるまで出席停止となります。これは、他のお友達、そして特に次に話す妊婦さんを守るための、とっても大切なお約束なんです。

風疹と妊婦さん

妊婦さんに風疹が危険な理由

ここが、風疹という病気において、最も声を大にして伝えたいことです。

風疹は、妊娠初期(特に妊娠20週頃まで)のお母さんがかかってしまうと、お腹の中の赤ちゃんに大きな影響を与えてしまうことがあるのです。これを先天性風疹症候群と呼びます。

💡風疹ウイルスは、普通の人にとっては「ちょっとした風邪」くらいの相手です。でも、お腹の中の赤ちゃんにとっては、「とても強い台風」のようなもの。赤ちゃんが成長するための大切な時期に、ウイルスが目や耳、心臓といったデリケートな部分に障がいを起こしてしまう可能性があるのです。

だから、風疹にかかったお子さんやご家族は、妊娠しているかもしれない人、妊婦さんには絶対に近づかないように注意を払わなければなりません。もし、ご自身が妊婦さんで、風疹にかかった人と接触したかもしれないと心配になったら、すぐに産婦人科の先生に相談してくださいね。これは本当に緊急事態だと思って行動してほしいのです。

この先天性風しん症候群を題材にした推理小説をアガサ・クリスティーが「鏡は横にひび割れて」で書いています。

また、かつて沖縄で大流行した風疹のために耳の聞こえない球児たちが活躍する漫画「遥かなる甲子園」もオススメです。

コウノドリ先生の風疹講座 はこちら

いつまでリンクが持つのかわかりませんが、漫画コウノドリの風疹のお話が無料公開されています

風疹の予防

予防接種という愛の盾

風疹から自分や大切な人を守る、最強の方法は何だと思いますか?

それは、予防接種(ワクチン)です!

ワクチンは、あらかじめ体に「風疹の練習相手」を入れて、自衛隊(免疫)を強くしておく訓練です。MRワクチン(麻しん・風疹混合ワクチン)として、日本では定期接種で行われています。

ぜひ、接種時期が来たら、遅れずに接種を受けてください。もし、ご自身が子どもの頃に受けているか心配な大人の女性(特に妊娠を希望されている方)も、ぜひ一度、検査や接種を検討してほしいと切に願っています。

千代田区では大人の風疹抗体価があるかどうかの検査に助成金をだしています。

こんな時は再受診を

風疹は自然に治ることが多いですが、万が一、「あれ?おかしいな?」と感じた時には、すぐにクリニックにご連絡ください。

特に、

  • 4日以上、熱が下がらないとき
  • 急にぐったりして、元気がなくなってきたとき
  • (治った後)2週間くらい経ってから、手足に押しても消えない発疹が出てきたとき

このような場合は、感染予防のためにも、必ず事前に電話で状況を伝え、受診方法を確認してからお越しくださいね。

ユアクリニックお茶の水では、これからもご家族の安心と健康を一番に考え、皆様の笑顔を守るお手伝いをさせていただきます。何か不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね!

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