MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)について
2025〜2026年にかけて、国内外でのはしか感染者数が増加しています。ワクチンの接種歴・接種回数を今一度ご確認ください。
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)とは
MRワクチンは、麻しん(はしか)と風しんの2つの感染症を同時に予防できる生ワクチンです。1回の接種で両方の免疫を効率よく獲得できるため、お子さんへの負担が少ないことが特長です。
麻しん・風しんは感染力が非常に強く、重篤な合併症を引き起こすことがあります。ワクチンによる予防が最も確実な対策です。
はしか(麻しん)について
はしかは麻しんウイルスによる感染症で、感染力は非常に強く、空気感染・飛沫感染・接触感染のすべてで広がります。38〜40℃以上の高熱、咳、鼻水、目の充血(結膜炎)などが続き、その後全身に発疹が出現します。
肺炎、中耳炎、脳炎などの重篤な合併症を起こすことがあります。特に1歳未満の赤ちゃん・免疫の低下したお子さんは重症化しやすいです。ワクチン未接種の場合、感染者の10〜20人に1人が肺炎を、1000〜2000人に1人が脳炎を発症するとされています(厚生労働省より)。
定期接種のスケジュール
MRワクチンは2回接種が必要です。2回とも接種して初めて十分な予防効果が得られます。
| 回数 | 対象年齢 | 接種期間 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 1歳(生後12〜23ヶ月) | 誕生日から2歳の誕生日前日まで | 無料(定期接種) |
| 第2期 | 小学校入学前1年間(5〜6歳) | 小学校入学前年の4月1日〜3月31日 | 無料(定期接種) |
第2期の対象期間は限られており、期間を過ぎると自費接種(有料)になります。「1歳のとき接種した」という方も、2回目(第2期)の接種が完了しているかご確認ください。
接種が不十分な方へ(キャッチアップ接種)
以下に該当する方は、接種歴や抗体検査について小児科・内科にご相談ください。
- 1回しか接種していない
- 接種歴が不明・母子手帳を紛失した
- 海外渡航を予定している(はしかは海外で流行中の地域があります)
- 医療従事者・学校・保育施設などに勤務している
過去に接種歴がある場合も、抗体検査で免疫の状態を確認することができます。詳しくはお気軽にご相談ください。
当院でのMRワクチン接種
ユアクリニックお茶の水では、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の定期接種・任意接種を行っています。
| 対象 | 0〜18歳のお子さん(定期接種)、成人(任意接種・要相談) |
|---|---|
| 持ち物 | 母子手帳・予防接種手帳・予診票(千代田区配布)・保険証 |
| 予約 | Webまたはお電話でご予約をお取りください |
| 電話 | 050-1721-0927 |
よくある質問
Q. 1歳になったら早めに接種したほうがよいですか?
はい。麻しんは1歳前後に感染リスクが高く、1歳の誕生日を迎えたらなるべく早めの接種をお勧めします。ただし生後6ヶ月〜1歳未満の乳児には通常接種できませんのでご注意ください。
Q. 麻しんにかかったことがあれば接種は不要ですか?
麻しんに自然感染した場合は終生免疫が得られますが、風しんは別途ワクチン接種が必要です。また麻しん・風しん両方の感染歴がない場合は2回接種が推奨されます。不明な場合はご相談ください。
Q. 副反応はありますか?
接種後5〜14日頃に発熱・発疹が出ることがあります(ワクチン株によるもので、自然感染より軽い症状)。接種部位の腫れや痛みが出ることもありますが、通常2〜3日で改善します。まれにアレルギー反応が生じることがあるため、接種後30分はクリニックでお待ちいただくことをお勧めします。
Q. 他のワクチンと同時に接種できますか?
水痘ワクチン・おたふくかぜワクチン・ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンなど、多くのワクチンと同時接種が可能です。接種スケジュールについては受診時にご相談ください。
厚生労働省「麻しん(はしか)について」、国立感染症研究所「麻しん流行状況」、日本小児科学会「予防接種スケジュール」
