赤ちゃんを肺炎球菌から守る!「怖い病気」から守るためのワクチンのお話
肺炎球菌って、どんな菌?
肺炎球菌は、健康な子どもさんの鼻やのどに、なんと10人に2〜3人の割合で潜んでいる、ごく身近な菌です。普段はおとなしくしているのですが、ちょっとした体の調子の変化で、突然いたずらを始めてしまうことがあります。
この菌が、まるで冒険に出るかのように、鼻やのどから体の奥へと入っていくと、さまざまな病気を引き起こします。中耳炎や肺炎を起こすこともありますが、一番怖いのは、菌が血液の中に入って全身に広がってしまう「侵襲性(しんしゅうせい)肺炎球菌感染症」です
もし、侵略者(菌)が脳にたどり着いたら…?
「侵襲性肺炎球菌感染症」のなかでも、特に注意が必要なのが髄膜炎(ずいまくえん)です。髄膜炎とは、脳を包んでいる膜に炎症が起きてしまう、とても怖い病気です。
最初は風邪と区別がつかず、熱が出たり、機嫌が悪くなったりするだけなので、「ただの風邪かな?」と思ってしまいがちです。でも、もし髄膜炎だった場合、急に嘔吐したり、けいれんを起こしたり、意識がなくなったりすることがあります。
髄膜炎になってしまうと、重い後遺症が残ったり、最悪の場合、命を落としてしまうこともあるんです7。
肺炎球菌ワクチンという「最強の盾」
この肺炎球菌感染症を防ぐために、とても心強い味方があります。それが、
肺炎球菌結合型ワクチンです。
このワクチンは、肺炎球菌のなかでも特に重い病気を引き起こしやすい型に効果を発揮します。まるで、敵の弱点を狙って作られた「最強の盾」のようなものです。
このワクチンが定期接種になってから、日本でも「侵襲性肺炎球菌感染症」にかかるお子さんの数は大きく減りました。これは、ワクチンが多くの赤ちゃんの命を守ってくれたという証拠です。
ワクチンはいつ、何回接種するの?
肺炎球菌ワクチンは、生後2か月から接種が始まります。
標準的なスケジュールは、生後2か月から7か月未満の間に始め、全部で4回接種します。
2から5歳未満で始める場合は、1回の接種で大丈夫です。
「接種スケジュール」という言葉は難しく聞こえるかもしれませんが、ご安心ください。予防接種は、お子さんの成長に合わせて必要なタイミングで受けることが何よりも大切です。ユアクリニックお茶の水では、スケジュール管理のサポートも行っております。
ワクチンは安全?副反応は?
肺炎球菌ワクチンは、世界中の多くのお子さんに接種されており、とても安全なワクチンです。
接種した場所が赤く腫れたりすることはよくありますが、ほとんどは自然に治まります。発熱や機嫌が悪くなるなどの全身的な副反応も、約10〜20%のお子さんに見られますが、こちらも一過性のものがほとんどです。
心配なことがあれば、いつでもご相談ください。
ユアクリニックお茶の水から保護者の皆様へ
予防接種は、お子さんが様々な病気から身を守るための最初のステップです。
ユアクリニックお茶の水では、お子さんが安心してワクチンを受けられるよう、万全の体制を整えています。不安なこと、疑問に思うことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さんの笑顔を守るために、一緒に病気と闘う準備をしていきましょう!
