上皮真珠
乳児の口腔内に見られる白い粒状の隆起、いわゆる「上皮真珠」について、医学的知見に基づき解説いたします。
赤ちゃんの口の中に見られる上皮真珠とは?
赤ちゃんの健やかな成長を見守る中で、ふとお口の中に真珠のような白い粒を見つけ、驚かれる親御さんは少なくありません。これは医学的に上皮真珠と呼ばれるもので、生後2カ月から3カ月頃の乳児によく見られる生理的な現象です。
上皮真珠の原因
この白い粒の正体は、歯が生えてくる準備段階で、歯肉を作る組織の一部が吸収されずに残ったものです。例えるならば、新しい洋服を仕立てる際に出る「裁断の余り布」のようなものだとイメージしてください。お口が形作られる過程で生じた、組織の小さなしるしなのです。
上皮真珠の特徴
見た目は真珠のように光沢があり、触ると少し硬く感じることもありますが、痛みや痒みを伴うことはありません。赤ちゃんが母乳やミルクを飲むのを嫌がったり、機嫌が悪くなったりする原因になることもございませんので、どうぞご安心ください。
上皮真珠の治療
治療についても、特別な処置は必要ありません。成長とともに歯肉が厚くなり、歯が生え始める準備が整う過程で、これらの粒は自然と消失していきます。まるで、役割を終えた植物の種の外殻が、芽が出るのと入れ替わりで消えていくような自然な経過を辿ります。
ユアクリニックお茶の水の想い
ユアクリニックお茶の水では、お子さまの些細な変化にも寄り添い、科学的根拠に基づいた安心を提供することを大切にしています。もし、この白い粒が急激に大きくなったり、赤く腫れたりするようなことがあれば、その際は遠慮なくご相談ください。それまでは、お子さまの成長の証として、穏やかに見守ってあげてください。
