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「卵アレルギーでも大丈夫?」フルミストと卵の気になる関係を杉原院長が解説!

[2025.10.15]

こんにちは!「ユアクリニックお茶の水」院長の杉原です。

私は小児科医として、お子さんの健やかな成長をサポートするために、病気の予防、特にワクチン接種をとても大切に考えています。当院では、お子さんのアレルギーや、体に優しい小児漢方にも力を入れていますが、何よりも「安心して予防接種を受けていただきたい」という気持ちで日々診療にあたっています。

最近、鼻に「シュッ」とスプレーするタイプの新しいインフルエンザワクチン「フルミスト」について、「卵アレルギーがあるんだけど、接種できるのかな?」というご質問をよくいただきます。

今日は、このフルミストと卵アレルギーの関係について、皆さんの疑問にお答えしたいと思います。

1.フルミストって、卵が使われているの?

結論からお伝えすると、フルミストの製造過程には、鶏卵が使われています。

インフルエンザワクチンの中には、ウイルスを培養する際に鶏卵を使用するものが多いんです。フルミストも例外ではありません。

2.卵アレルギーがある場合はどうしたらいいの?

このことを踏まえて、大切なお話があります。

  • 鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものを食べて、過去に「アナフィラキシー」という重いアレルギー反応を起こしたことがあるお子さんは、フルミストの接種はできません。

    • アナフィラキシーとは:全身に広がる、非常に重いアレルギー反応のことです。呼吸が苦しくなったり、意識がぼんやりしたり、命に関わることもあるため、とても注意が必要です。

  • 「そこまでではないけれど、卵を食べると発疹が出たり、お腹が痛くなったりする」など、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギー症状が出る可能性のあるお子さんは、「接種要注意者」となります。

    • 接種要注意者とは:ワクチンを接種する際に、いつも以上に注意が必要なお子さんのことです。

3.「接種要注意者」と言われたらどうするの?

もしお子さんが「接種要注意者」に当てはまる場合でも、すぐに「接種できない」と決まるわけではありません。

私たち医師は、お子さんのこれまでの健康状態や体質、卵アレルギーの具体的な症状や程度を詳しくお伺いします。そして、診察を慎重に行い、お子さんにとってフルミストの予防接種が必要かどうか、もし接種した場合にどんな良いこと(有用性)や、どんな副反応が起こる可能性があるのかを、保護者の皆さんに丁寧にご説明します。

その上で、皆さんが納得し、同意を確実にいただけた場合にのみ、細心の注意を払って接種を行います。

4.杉原院長からのメッセージ

お子さんのアレルギーは、保護者の皆さんにとって大きな心配事だと思います。私自身も、お子さんのアレルギー治療に長く携わってきた経験から、その不安なお気持ちはよく理解できます。

フルミストは、注射の痛みが苦手なお子さんにとって、とても魅力的な選択肢です。しかし、卵アレルギーがある場合は、安全性について慎重な検討が必要です。

「うちの子は卵アレルギーだけど、フルミストを接種したいな…」

「このアレルギーの程度で、接種できるのかな…」

どんな些細なことでも構いません。ご心配な点があれば、どうぞ遠慮なく「ユアクリニックお茶の水」にご相談ください。お子さん一人ひとりの状態を丁寧に診察し、保護者の皆さんと一緒に、最適な予防接種について考えていきましょう。

お子さんの健康と笑顔のために、私たち小児科医が全力でサポートさせていただきます!

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