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君だけの特別な「設計図」の書きかえが起きるとき

[2026.04.25]
学校のクラスで、みんな少しずつ顔や性格が違うのはどうしてか考えたことはあるかな。それはね、体の中にある「設計図」が一人ひとり違うからなんだ。でも、時々その設計図が、お手本にはない場所でパチンと切れたり、つながり方が変わってしまうことがある。これは誰のせいでもないけれど、体つきが少し個性的になったり、成長の仕方が周りと違ったりする理由になるんだよ。 こうした設計図の変化は、実は珍しいことじゃない。赤ちゃんが生まれるとき、およそ7000人に1人の割合で、染色体(せんしょくたい:設計図が詰まった巻物のようなもの)の一部が足りなくなったり、入れ替わったりしているのが見つかるんだ。これを医学では染色体異常(せんしょくたいいじょう)と呼ぶけれど、その多くは決まったルールがあるわけじゃなくて、たまたまその子だけの場所で起きるものなんだ。 これってようするに、決まった「型」がないということなんだよ。普通の病気なら「ここがこうなる」という決まりきったパターンがあるけれど、このケースでは専門用語で非再発性(ひさいはつせい)と言って、切れる場所(切断点:せつだんてん)も、つなぎ目の位置も、バラバラで個性的。まるで、世界に一冊しかない本の中で、たまたまその一ページだけが、誰とも違う不思議な形に書きかわってしまったようなものなんだね。 だからこそ、一人ひとりの症状もみんな違うし、決まった「病名(症候群:しょうこうぐん)」がつかないことも多い。でもね、大切なのは、それが「たまたま起きた、その子だけの変化(de novo:デ・ノボ)」だということ。これは親から引き継いだわけではなく、命が始まる瞬間に新しく生まれた、その子だけの物語なんだ。予期できない複雑さは、ある意味で命の自由な形そのものなんだよ。

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