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「はしか」はもう子どもだけの病気ではありません。大切な家族を、そして自分自身を守るために大人が今できること。

[2026.03.27]

最近、ニュースで「はしか」の集団発生が報じられるたび、どこか遠い国の出来事のように感じてはいませんか。実は今、都内で感染が広がっているのは、学校や保育園だけではなく、大人が働く職場や公共の場です。子育てに奔走する親御さんにとって、自分の体調管理はついつい後回しになりがちですが、今この瞬間、はしかという脅威は私たちのすぐ隣まで迫っています。家族の健康の要であるお父さん、お母さんにこそ、今一度この病気の重みを知っていただきたいのです。

大人も油断できない「はしか」の猛威と深刻なリスク

はしか(麻しん)の感染力は、インフルエンザや新型コロナウイルスとは比較にならないほど強力です。マスクや手洗いだけでは防ぎきれない「空気感染」が主体であり、同じ空間にいるだけで、免疫のない人はほぼ100パーセント感染すると言っても過言ではありません。大人がかかると、子ども以上に症状が重くなりやすく、高熱が1週間以上続いたり、肺炎や脳炎といった命に関わる合併症を引き起こしたりするリスクも高まります。あなたが倒れてしまうことは、ご家族にとっても最大のピンチになりかねません。

30代から50代に潜む免疫の盲点

ここで、家庭医としてお伝えしたい意外な盲点があります。それは、30代から50代にかけての世代は、ワクチンの接種回数が1回のみであったり、一度も受けていなかったりすることで、十分な免疫を持っていない可能性が高いということです。昔かかったことがあると思っていても、実は別の病気だったというケースも少なくありません。自分は大丈夫という根拠のない安心が、知らず知らずのうちに、最も守りたい存在であるお子さんやご年配のご家族へウイルスを運ぶ経路になってしまう。それが、この病気の最も怖い側面です。

家族を守るために検討したい感染のバリア

当院は、お子さんだけでなく、そのご家族全員の健康を守る家庭医でありたいと考えています。もしご自身の接種歴が曖昧であれば、まずは抗体検査や、あるいは追加のワクチン接種を検討してください。大人がワクチンを打つことは、自分を守るためだけでなく、まだ免疫を持てない小さなお子さんの周りに「感染のバリア」を張るという、最高の愛情表現でもあります。予約のご相談はいつでも承ります。家族全員が笑顔で過ごせる毎日のために、まずはあなたから一歩踏み出してみませんか。私たちが全力でサポートいたします。

はしかの予防接種に関するよくある質問

大人になってからワクチンを打っても、本当に効果があるのでしょうか? はい、非常に有効です。大人になってからでも、2回の接種を完了させることで、麻しんに対する強固な免疫を獲得できます。たとえ過去に1回接種していても、時間が経過して免疫が弱まっているブースター効果も期待できるため、今からでも遅すぎることはありません。
仕事が忙しく、体調が悪いわけではないのに受診するのは気が引けます。 全く気になさる必要はありません。むしろ、健康なうちに予防のために来院されることは、医師として最も推奨したい行動です。当院ではスムーズに接種できるよう体制を整えておりますので、お仕事の合間やご予定に合わせて、事前にお電話でご相談ください。
自分がはしかにかかったかどうか、記憶が定かではありません。 ご自身の母子手帳が残っていない場合は、血液検査で抗体価を調べることで、現在の免疫状態を正確に把握できます。検査の結果、免疫が不十分であればその場で接種の計画を立てることも可能です。まずは現状を知ることから始めましょう。

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