赤ちゃんの向き癖、これって斜頸?〜気になる赤ちゃんの頭の向きについて〜
今回は、赤ちゃんの頭の向きについて、特に「斜頸(しゃけい)」という状態についてお話しします。保護者の方から「うちの子、いつも同じ方向ばかり向いている気がして…」というご相談をいただくことがあります。
私も、昭和大学のNICUで勤務していた頃に何人かの斜頸を診察したことがあります。
Q. 斜頸による向き癖は治療が必要ですか?
A. 斜頸はさまざまな原因で生じますが、生後1か月前後の斜頸の原因は、ほとんどが「筋性斜頸(きんせいしゃけい)」という、首の筋肉が硬くなることが原因のものです。
この筋性斜頸を放置してしまうと、その後の成長に合併症を起こす可能性があります。例えば、常に頭を左右どちらかに向けて首をかしげた状態が続くと、顔の向きが一方に偏りがちになり、結果として「向き癖」と同じような影響、つまり「頭の形がゆがむ(頭蓋変形)」といった問題につながることがあります。
生まれて間もない時期に斜頸と診断された場合は、頭の形のゆがみや、より重い症状に進行するのを防ぐために、頭の形を専門とする医療機関を受診し、予防や改善のアドバイスを受けるのが良いでしょう。
赤ちゃんに斜頸が疑われる場合は、頭の形にかかわらず、早めに小児科または整形外科のある専門医療機関でご相談いただくことをおすすめします。早期に発見し、適切な対応をすることで、赤ちゃんの健やかな成長をサポートすることができます。
当ユアクリニックお茶の水では、ベビーヘルメットによる頭の形の矯正だけでなく、お子様の成長に関する様々なご相談に応じています。どうぞお気軽にご相談ください。
