赤ちゃんの頭の形、デコボコしていても大丈夫?小児科医が解説します
小児科医の杉原です。
赤ちゃんの頭の形について、多くの保護者の方からご相談をいただきます。「頭がデコボコしている」「少しゆがんでいる気がする」といったご不安の声をお聞きすることも少なくありません。
まず、生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、デコボコしているのが自然なことです。これは、頭蓋骨(ずがいこつ)という頭の骨が、まだ完全にくっついていないためです。頭蓋骨はいくつかの骨に分かれており、出産時に産道を通る際に、これらの骨が重なり合うことで頭の形が変わります。これは、赤ちゃんが安全に生まれてくるために備わっている大切な仕組みです。
生後間もない時期は、産道を通った影響で頭の形に少し変形が見られたり、骨のつなぎ目などが多少デコボコしていることがよくあります。また、出産時の産瘤(さんりゅう)や頭血腫(ずけっしゅ)などによって、頭の一部がふよふよと柔らかく感じられることもあります。これらはいずれも一時的なもので、多くの場合は自然に落ち着いていきます。
ただし、頭の形についてご不安がある場合は、1か月健診の際に医師に相談するか、お近くの小児科を受診してください。特に、絶壁(ぜっぺき)や斜頭(しゃとう)といった、頭の形に強いゆがみが見られる場合は、放置しておくと成長に影響が出る可能性もあります。
当院では、赤ちゃんの頭の形に関するご相談にも応じています。必要に応じて、ベビーヘルメットによる治療も行っており、専門家として最適なアドバイスを提供できるよう努めています。予防が最も大切ですので、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
