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インフルエンザ「2回目」にご用心。A型のあとにB型がやってくる、今シーズンの乗り越え方。

[2026.03.01]

お子さんが一度インフルエンザにかかって、ようやく熱が下がり、ご家族でホッと胸をなでおろしたのも束の間。「また熱が出たんです」と、困り果てた表情で来院される親御さんが、最近とても増えています。一度かかったからもう今シーズンは大丈夫、そう思いたいところですが、実は今、インフルエンザの「波」が形を変えて押し寄せているのです。

インフルエンザA型・B型の違いと再感染について

インフルエンザには、大きく分けてA型B型という二つの主要なタイプがあります。これらは、例えるなら「似ているけれど別のスポーツ」のようなものです。テニスのルールを知っていても、次にサッカーの試合が始まれば、また一から対応しなければなりません。体の中の免疫も同じで、A型を退治する力を身につけたとしても、B型という異なるルールを持ったウイルスがやってくると、また戦い直しになってしまうのです。

現在のインフルエンザ流行の特徴

今年の流行には、あるはっきりとした特徴があります。最初はA型の変異株が猛威を振るいましたが、現在はB型の検出割合が急激に高まっています。つまり、年明けにA型にかかったお子さんが、今まさにB型に「再感染」しやすい状況にあるのです。ニュースでは全体の感染者数が減っていると報じられていますが、現場の実感としては、警報レベルが続く中でこの「交代劇」が起きていることに、より一層の注意が必要だと感じています。

再発熱時の対応と親御さんへのアドバイス

もし、お子さんが再び発熱したときは、迷わず私たちを頼ってください。たとえ数週間前にインフルエンザと診断されていたとしても、検査の結果、別の型だと判明することは決して珍しくありません。クリニックでは、お子さんの負担を最小限に抑えながら、適切なタイミングで診断と治療を行います。また、家庭では、再度の看病で疲れが溜まっている親御さん自身のケアも大切にしてください。この長い冬の終わりを、一緒に笑顔で迎えられるよう、私たちが全力でサポートいたします。

よくある質問(Q&A)

先月A型にかかったばかりですが、またインフルエンザになることはありますか。
はい、十分にあり得ます。インフルエンザには複数の型があり、A型に対する免疫ができても、現在流行しているB型には効果がありません。型が異なれば、短期間に二度感染する可能性があります。
二度目の感染の方が、症状が重くなることはありますか。
一般的にどちらが重いということはありませんが、短期間に何度も高熱を出すことで、お子さんの体力は消耗しやすくなります。熱の高さだけでなく、水分が摂れているか、ぐったりしていないかなど、全身の状態をよく観察することが重要です
一度かかっていれば、二度目は検査をしなくても薬をもらえますか。
原則として、診断のための検査が必要です。別の感染症(アデノウイルス溶連菌など)の可能性もありますし、型を特定することで周囲への感染リスクや出席停止期間の正確な判断ができるからです。

インフルエンザと間違えやすい病気(鑑別診断)

アデノウイルス感染症(プール熱など)

インフルエンザと同様に数日間の高熱が続きますが、喉の痛みが非常に強く、目が赤くなる(結膜炎)症状が見られるのが特徴です。インフルエンザ検査が陰性で、高熱と喉の腫れが目立つ場合に疑われます。特効薬はなく、対症療法が中心となります。

溶連菌感染症

突然の発熱と喉の痛みが生じますが、咳や鼻水が少ないのがインフルエンザとの違いです。舌がイチゴのようにブツブツと赤くなったり、体に細かい発疹が出たりすることもあります。抗生物質による治療が必要なため、早期の鑑別が重要です。実際、千代田区の小学校で溶連菌陽性の子を何名か診察しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

症状だけでインフルエンザと見分けるのは極めて困難です。現在は両方を同時に検査できるキットを使用することが一般的です。家族内や周囲の流行状況、味覚・嗅覚の違和感(子供では稀ですが)の有無などを総合的に判断して診断します。

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