赤ちゃんの頭の大きさ、心配していませんか?
小児科専門医の杉原です。
赤ちゃんを育てていると、色々なことが気になりますよね。中でも「赤ちゃんの頭の大きさ」について、不安を感じる保護者の方は少なくありません。
母子健康手帳には、赤ちゃんの成長の目安として「頭囲発育曲線」が載っています。これは、たくさんの赤ちゃんの頭囲の計測値を集計して作られたグラフで、月齢ごとの平均的な頭囲の範囲を示しています。この曲線に沿って、お子さんの出生時からの頭囲の計測値をプロット(点を打って記録)してみてください。
もし、お子さんの頭囲が正常範囲とされる「頭囲発育曲線の97パーセンタイル」を超えている場合、または急激に大きくなっているように感じる場合は、一度小児科にご相談ください。
「97パーセンタイル」というのは、100人の赤ちゃんがいたとしたら、大きい方から数えて3番目くらいまで、という目安です。この範囲を超えているからといって、すぐに大きな病気があるというわけではありません。
しかし、急激な頭囲の拡大は、まれに水頭症(すいとうしょう)などの病気が隠れている可能性も考えられます。水頭症とは、脳の中にある「脳室」という場所に、脳脊髄液(のうせきずいえき)という液体が過剰にたまってしまう病気です。脳脊髄液は、脳や脊髄を保護する役割を持っていますが、増えすぎると脳を圧迫し、様々な症状を引き起こすことがあります。
頭囲の成長は、生まれたばかりの頃は特に個人差が大きいものです。お子さんの成長を定期的に確認し、気になることがあれば、どうぞお気軽にユアクリニックお茶の水へご相談ください。
赤ちゃんの頭の形に関するご相談だけでなく、小児アレルギーや小児漢方、そして最も重視している予防のための安全なワクチン接種にも力を入れています。お子さんのことで何かご心配なことがあれば、いつでもご来院ください。
