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赤ちゃんの頭の成長、いつまで続くの?形はいつ決まるの?【小児科医が解説】

[2025.03.23]

こんにちは!小児科専門医の杉原です。

今日は、赤ちゃんの頭の大きさと形が、いつまで成長するのかについて、お話ししますね。

👶赤ちゃんの頭の成長、いつまで続くの?形はいつ決まるの?👶

「うちの子、なんだか頭が大きいような…」「頭の形がちょっと気になるな…」

赤ちゃんの頭の大きさや形って、気になりますよね。成長とともに変わっていくものなので、心配になる方もいるかもしれません。

でも大丈夫!赤ちゃんの頭の成長には、ちゃんと目安があるんです。

📊頭囲発育曲線を見てみましょう📊

母子健康手帳に載っている「頭囲発育曲線」というグラフを見たことはありますか?

これは、赤ちゃんの頭囲の平均的な成長の様子を表したものです。

このグラフを見ると、赤ちゃんの頭囲は、生後7ヶ月くらいまでにぐんぐん大きくなることがわかります。

まるで、小さな種が芽を出して、ぐんぐん成長していくみたいですね!

その後も、頭囲は少しずつ大きくなっていきます。

そして、1歳を過ぎる頃には、成長のスピードはゆっくりになります。

1歳半くらいになると、頭の形はほぼ決まってくるんですよ。

🤔ちょっと難しい言葉の説明🤔

ここで、少し難しい言葉が出てきたので、説明しますね。

  • 頭囲(とうい):頭の一番大きい部分の周囲の長さのことです。おでこのあたりから、後頭部の一番出ているところを通って測ります。

💡例え話でわかりやすく💡

赤ちゃんの頭の成長を、風船に例えてみましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、まだ小さくしぼんだ風船のようなもの。

生後7ヶ月くらいまでは、空気をどんどん入れて膨らませていくイメージです。

1歳を過ぎると、風船を膨らませるスピードはゆっくりになり、少しずつ形が整っていく感じ。

そして、1歳半くらいになると、風船の形がほぼ完成する、というわけです。

😊心配しすぎないでくださいね😊

もちろん、赤ちゃんの成長には個人差があります。

発育曲線から少し外れていても、元気で発達に問題がなければ、心配しすぎる必要はありません。

もし、何か気になることがあれば、遠慮なく小児科医に相談してくださいね。

赤ちゃんの成長は、本当にあっという間です。

大切な時期を見守りながら、一緒に成長を喜んでいきましょう!

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