赤ちゃんの頭の成長、いつまで続くの?形はいつ決まるの?【小児科医が解説】
こんにちは!小児科専門医の杉原です。
今日は、赤ちゃんの頭の大きさと形が、いつまで成長するのかについて、お話ししますね。
👶赤ちゃんの頭の成長、いつまで続くの?形はいつ決まるの?👶
「うちの子、なんだか頭が大きいような…」「頭の形がちょっと気になるな…」
赤ちゃんの頭の大きさや形って、気になりますよね。成長とともに変わっていくものなので、心配になる方もいるかもしれません。
でも大丈夫!赤ちゃんの頭の成長には、ちゃんと目安があるんです。
📊頭囲発育曲線を見てみましょう📊
母子健康手帳に載っている「頭囲発育曲線」というグラフを見たことはありますか?
これは、赤ちゃんの頭囲の平均的な成長の様子を表したものです。
このグラフを見ると、赤ちゃんの頭囲は、生後7ヶ月くらいまでにぐんぐん大きくなることがわかります。
まるで、小さな種が芽を出して、ぐんぐん成長していくみたいですね!
その後も、頭囲は少しずつ大きくなっていきます。
そして、1歳を過ぎる頃には、成長のスピードはゆっくりになります。
1歳半くらいになると、頭の形はほぼ決まってくるんですよ。
🤔ちょっと難しい言葉の説明🤔
ここで、少し難しい言葉が出てきたので、説明しますね。
- 頭囲(とうい):頭の一番大きい部分の周囲の長さのことです。おでこのあたりから、後頭部の一番出ているところを通って測ります。
💡例え話でわかりやすく💡
赤ちゃんの頭の成長を、風船に例えてみましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、まだ小さくしぼんだ風船のようなもの。
生後7ヶ月くらいまでは、空気をどんどん入れて膨らませていくイメージです。
1歳を過ぎると、風船を膨らませるスピードはゆっくりになり、少しずつ形が整っていく感じ。
そして、1歳半くらいになると、風船の形がほぼ完成する、というわけです。
😊心配しすぎないでくださいね😊
もちろん、赤ちゃんの成長には個人差があります。
発育曲線から少し外れていても、元気で発達に問題がなければ、心配しすぎる必要はありません。
もし、何か気になることがあれば、遠慮なく小児科医に相談してくださいね。
赤ちゃんの成長は、本当にあっという間です。
大切な時期を見守りながら、一緒に成長を喜んでいきましょう!