目のかゆみに塗る選択肢を。アレジオン眼瞼クリームのご紹介
花粉が飛散する季節やアレルギーの時期になると、目のかゆみや赤みに悩まされるお子様や保護者の方は少なくありません。これまで、こうしたアレルギー性結膜炎の治療といえば、液体を目に垂らす点眼薬、いわゆる目薬が一般的でした。しかし、まぶたに塗るタイプのアレジオン眼瞼クリームという新しい形状の薬が選択肢に加わりました。ユアクリニックお茶の水では、この新しい治療薬について、その仕組みや利点を解説いたします。
新しい選択肢:アレジオン眼瞼クリーム
これまで主流だった抗アレルギー点眼薬は、目の表面に直接成分を届けることで、かゆみの原因となるヒスタミンという物質をブロックする仕組みです。いわば、火が出ている場所に直接水をかけるような即効性があります。しかし、目薬を差す瞬間の刺激が苦手な方や、一日に何度も点眼する手間を負担に感じる方もいらっしゃいます。特に、お化粧をされている方にとって、日中の点眼はメイク崩れの原因にもなり、継続が難しいという側面もありました。
塗るタイプの抗アレルギー薬:その特徴
新しく登場したアレジオン眼瞼クリームは、その名の通り、まぶたの皮膚に塗る外用薬です。成分は点眼薬と同じ抗ヒスタミン成分が含まれていますが、使い方が大きく異なります。一日に一度、上下のまぶたに塗り広げることで、成分が皮膚からじわじわと奥にある結膜へと浸透していきます。これは、地面に撒いた水がゆっくりと土の深くまで染み込んでいく様子に似ています。この浸透力により、塗るタイプでありながら目の中のかゆみを抑える効果を発揮するのです。
1日1回でOK:アレジオン眼瞼クリームの利便性
この薬の最大の利点は、一日に一度の使用で済むという利便性です。アレルギーの治療は、症状がひどくなってから抑えるよりも、症状が出ない状態を維持する予防的な使い方が最も効果的です。一日に二回から四回の点眼が必要な従来の薬では、忙しさや忘れやすさから使用が不規則になりがちですが、寝る前の一回だけで済むのであれば、習慣化しやすいでしょう。効果自体も、正しく使用すれば従来の点眼薬と同等であると設計されています。
点眼薬との使い分け:どちらを選ぶべきか
ただし、点眼薬から無理に切り替える必要はありません。点眼薬には特有の爽快感があり、即効性の面ではクリームよりもわずかに優れている印象があります。現在、点眼薬で症状が安定している方は、そのまま継続していただくのが最善です。一方で、目薬を嫌がるお子様や、日中の点眼が難しい方にとっては、このクリームは非常に有力な選択肢となります。
アレジオン眼瞼クリーム:正しい使い方
使用に際しては、塗り方が非常に重要です。この薬は非常に小さなチューブに入っていますが、片方の目に対して約1.3センチメートルの量を絞り出します。これを指先に取り、上まぶたと下まぶたに半分ずつ分け、目の周りに広げてください。ここで注意が必要なのは、薬を直接目の中や粘膜に入れないことです。皮膚に塗ることを前提とした濃度になっているため、目に入った場合はすぐに洗い流す必要があります。入浴や洗顔、メイクは塗布後しばらく経てば問題ありませんので、一日の終わりのリラックスタイムに使用するのが効率的でしょう。
アレジオン眼瞼クリーム:使用上の注意点と費用
なお、コンタクトレンズを装着したまま使用できる点や、他の薬を併用する場合はこのクリームを最後に塗るといったルールもあります。費用面については、三割負担の方で一ヶ月分が約一千円ほどとなります。従来の点眼薬が七百五十円前後であることと比較すると、少し高価ではありますが、一日に何度も点眼する手間やストレスを軽減できる対価として考えると、納得できる範囲かもしれません。
つらい目のかゆみ:我慢せずにご相談ください
花粉症による目のかゆみは、日常生活の質を著しく低下させるつらい症状です。我慢を美徳とせず、医学の力を借りて快適に過ごすことを検討してみてください。春の爽やかな風を心地よく感じられるよう、当院も全力でサポートいたします。
