アデノウイルス感染症
アデノウイルス感染症にはいくつかのパターンがあります。
目だけにくるものは流行性角結膜炎といいます。
目とのどにくるものは 咽頭結膜熱(プール熱)といいます。どちらも休まなくてはいけない病気です。
しかし、それだけではなく、呼吸器感染症や胃腸炎をおこしたりするアデノウイルスグループもいます。実はアデノウイルスは単一ではなく、50種類以上の型があるのです。
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症状: 咽頭結膜熱は39~40℃の高熱が4~5日続き、のどの痛みも伴います。
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結膜炎: 目が赤くなり、目やにが出ます。
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胃腸炎: 下痢、吐き気、腹痛を伴うことがあります。
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結膜炎のみであれば「流行性角結膜炎(はやり目)」と呼ばれ、結膜炎に加えて咽頭・扁桃炎がある場合は「咽頭結膜熱(プール熱)」と呼ばれます。
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治療: アデノウイルスに効く薬はありません。
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結膜炎があるときには、腫れを抑える薬や、細菌感染症予防の薬を処方する場合があります。
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家庭で気をつけること
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高熱: 何日も高熱が続くので不安になるかもしれませんが、解熱剤を使いすぎないようにしましょう。
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水分: 十分な水分をとらせてください。のどを痛がるときは、熱いもの、オレンジジュースなどのすっぱいものはしがみるので避けてください。冷ましたおみそ汁・スープ、リンゴジュースなどがおすすめです。下痢は、少量を回数多く飲ませることで、脱水になっていないか、おしっこの回数・量・色(濃くなっていないか)にも気をつけましょう。
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食事: のどを痛がるときは、食欲がないのは仕方がありません。熱いもの、すっぱいものは、水分と同様に避け、また塩辛いものやかたいものも避け、冷たくて歯ごたえが良いものを与えてください。冷ましたおじや、とうふ、やわらかくしたうどん、うらごししたバナナ、ゼリーなどがおすすめです。
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入浴: 高熱があるときや、元気がないときは、控えてください。
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感染予防: こまめに手洗いをし、タオルの共用は避けてください。
こんなときは/もう一度診察を
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5日以上高熱が続くとき
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水分をあまりとらず、おしっこが12時間以上出ていないとき
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元気がなく、ぐったりしているとき
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目を痛がるとき、いつもに比べて光をまぶしがるとき、見え方がおかしいとき
幼稚園・保育所・学校
流行性角結膜炎は感染のおそれがあるため、咽頭結膜熱は熱が下がり結膜炎の症状がおさまってから、2日間、出席停止となります。(この二種類以外のアデノウイルス感染症なら出席停止のルールはありません)
